軽量の鉄骨階段だけが可能な工事方法とは。

写真の鉄骨階段は「スケルトン階段」とも言われます。文字通り「骨組みだけの鉄骨階段」です。

この階段を構成する鋼材は丸鋼やフラットバー、丸パイプなど「手摺などの小さな造作物」で使用するものばかり。つまり、どういうことだと思います?

つまり、この鉄骨階段はとても軽いんです

通常の鉄骨階段の重さだと1基あたり200キロ前後になるのですが、この軽量のスケルトン鉄骨階段の重量は80キロ!ものすごく軽いです。半分以下の重量で製作することができます。(木板は別です)

で、実はこの軽量のスケルトン階段だからこそ可能な工事があります。

実はこの鉄骨階段・・・、

手で持って移動できます!

階段の重さが80キロ程度なので、数人の大人がいれば特別な重機やクレーンなど必要なく、しかも完成体のまま、建物の中に搬入することができます。

ということは?

建物が完成に近い状況、
あるいは改築中でも施工できる可能性!

通常では、室内の鉄骨階段は建て方の最中に重機などで吊り上げて施工しますが、この軽量スケルトン階段は人力での搬入も可能なので、サッシの開口を搬入経路として施工することもできます。華奢なデザインですが、網目のように溶接した構造なので強度もじゅうぶん。

階段のステップは木製ステップ(別売)になっています。また仕上げ塗装も別途。鉄骨階段のフレームを軽量の鋼材で組み上げ、あとから塗装と木製ステップを取り付けられるようになっています。

塗装屋さんによって美しく白く塗られました。木製ステップは鉄骨フレームに取付専用の下穴を開けておき、ビスで固定できるように作ってあります。

この階段のササラ(サイド)桁部分は丸鋼でトラス型に組んで強度を持たせることで軽量化しています。鉄骨階段にはいろいろな用途や利用シーンがあります。今回の鉄骨階段は軽量のため、改装中であっても施工ができ、かつシンプルに魅せることができる点がメリットかと思います。

また、このスケルトン階段は手摺も含めた「完成体での搬入」が可能な現場で施工されます。完成体での搬入ができない場合は、現地にバラバラのパーツに分けて工事する、下記のような鉄骨階段も工事しました。
参考:ロフトに上がるタラップを鉄骨階段に交換する工事