優雅な店舗の螺旋階段。しかし水面下では壮絶ストーリー。

店舗の中に取り付けられた螺旋階段

とある店舗(美容院)さんの改築工事で螺旋階段を製作施工しました。この螺旋階段が店舗のアクセントになっていて、入店してお客様の目にすぐ止まります。とても優雅な螺旋階段です。(ここから脳内にクラシック音楽を再生してながら読んでください)

お店のグレードアップも間違いなしの螺旋階段です。ぱっと見とても素敵な螺旋階段ですが、この手前の工事では壮絶ストーリーがあるわけですがそれはあとで・・(まだクラシック音楽を流しててください)

下から見上げた螺旋階段

1階から2階に上がる螺旋階段なのですが、1階の天井(2階の床)に丸く穴をあけて、その中にすっぽり収まるようになっています。大工さんとのコラボレーション。

螺旋階段の上がりきりの風景

2階では転落防止用に、丸い穴に合わせた手摺を取り付け。店内のカラーリングに合わせ、この螺旋階段も白く塗られています。室内のデザインに合わせて優しい感じの螺旋階段。

螺旋階段が通過する穴に転落防止の手摺

床の穴を通して螺旋階段で昇り降りすると各階の世界観を切り替えられて良い感じですね。

上から見下ろした螺旋階段

ステップは縞鋼板(チェッカープレート)を使用しています。ステップも白色に拘っていて、鉄板とするなら滑り止めのついたチェッカープレートがおすすめです。低コストも繋がります。

白色に塗装された螺旋階段を下から見る

下から見上げた螺旋階段です。今回の螺旋階段はササラ桁(ステップ端のプレート)もなくしています。極力シンプルに、かつ、かろやかなデザインにしたかったためです。

実は軽量にしたのはもうひとつの理由があるのですが、それはまた後述します。(そろそろクラシック音楽をとめてください)

白色の螺旋階段

完成した螺旋階段の全体図。自社による設計、自社工場での制作、自社施工とワンストップで対応しているのでオリジナル性も高く、コストも適正です。

施工完了したばかりの螺旋階段。さび止め

・・ところで、この螺旋階段の重量はどのくらいあると思いますか?

だいたい300kgくらいあります。

どうやってこんなに重いのを施工したのかというと・・(ここから脳内にハードロック音楽を再生してながら読んでください)

螺旋階段を人力で上げていく。

はい。手動で取り付けました。

螺旋階段をチェーンブロックで吊り上げる

室内に設置する螺旋階段となるため、重機を使うわけにもいかず、トラックから店内に入れこむだけでも尋常ではない汗をかく壮絶ストーリーの始まりです。

空いた天井の上からチェーンブロックを吊り下げ、徐々に螺旋階段の頭を持ち上げていきます。「はい上げてー!」「ちょっちょちょっと待ってー!」「ゆっくりゆっくりー!」「あー!ストップ!」と周囲に階段をぶつけないように慎重に慎重に上げていくのです。

300kgの螺旋階段が少しずつ身体を起こしながら、天井の穴を通過していくのは冷や汗ものです。この階段にササラ桁を着けていないのは軽量にして施工しやすくするためでもあります。

水面下ではこのような壮絶な取り付け風景があるのです・・。

階段周りの手摺を取り付け

無事に施工完了した螺旋階段です。最後まで油断せず慎重に取り付け作業を進めます。

重畳が300キロの螺旋階段の工事写真

店舗で使用される鉄骨階段は螺旋階段のご要望も多いです。しかし事前にしっかりと打合せとシュミレーションをしていく必要があります。螺旋階段は製作〜施工までに一ヶ月近くかかることもあり、その前段階として設計のタイムラグもスケジュール工期に入れなければいけません。

店舗の印象作りに大きく貢献する優雅な螺旋階段!その水面下の壮絶ストーリー!いやはや頑張りました〜。