階段製作のご相談に関するタイミングや方法について

木造住宅の中に鉄骨階段を施工する

建築会社様「お施主様から鉄骨階段のご相談があり問合せしました」

鉄工所がホームページを持っていると、「施主様からのご希望があったので鉄骨階段を作ってもらいたい」と、よくお問合せをいただきます。ありがとうございます。

工務店さんや大工さんからこのようなご要望をいただきます。木製の階段はよくあるけど、室内でオーダーの鉄骨階段を設置するとなるとやや専門的になります。

お問合せのタイミングによって鉄骨階段のデザイン(仕様)は変わります

室内に設置する鉄骨階段の場合は、お問合せをいただく時期によって、階段のデザイン(仕様)が限られてきます。

建築の進捗状況によって、「搬入路がすでに仕上がっていて持ち込めない」「室内での溶接作業の可否」「重機(クレーン)での荷揚げの可否」など、現場での設置方法に制約ができると階段デザイン(仕様)が限定されてきます。

ほぼ内装まで仕上がっている状況からのお問合せの場合は、鉄骨階段を分割して室内に持ち込んで溶接しない(ボルト組立式)工法になります。このため、デザイン(仕様)の自由度が限定されてきます。

建て方の段階で鉄骨階段を施工できるのであれば、デザイン(仕様)の自由度が広く、多彩な鉄骨階段のアイデアが盛り込めます。

フラットバーで製作したササラ部分

お施主様から直接の鉄骨階段工事は基本的に対応しておりません。

最近ではお施主様から直接ご連絡をいただくこともあります。とても有り難いことなのですが、ちょっとご注意いただく点がございます。

建築中の現場では建築工程や段取り、日程を管理している施工管理業者様(建築会社様や工務店様)がいらっしゃるので、お施主様から直接工事をご依頼いただくことはございません。

家作りには緻密な段取りがあり、それに則り工事工程もスケジューリングされています。私どものような施工会社が直接現場に乗り込んで鉄骨階段を作ってしまうことはNGですし、同時に工事の進行を混乱させてしまう可能性があるのです。

ほとんどをフラットバーで製作した室内用鉄骨階段

というわけで、こちらの写真は工務店様からのご相談で施工した鉄骨階段です。HPを見たお施主様からの逆指名でした。ありがとうございます。

トラスに組んだササラ桁、木製ステップを受け止める下地鉄骨。フラットバーの繊細な手すり・・全て現場に合わせてゼロから設計してできるオーダー階段です。

鉄骨階段をご希望の皆様!早めのお問合せをお待ちしております!(^^)