建物の中を貫通する大型の螺旋階段工事は設置方法もアレも派手です

螺旋階段をクレーンを使って立てています
建物の中には、この螺旋階段が入るための大きな縦の穴が空いています。そして工場で完成体まで加工した螺旋階段をクレーンを使って上から吊るし降ろします。

道路許可!ガードマン!歩行者安全チェック!もうこれだけで現場で3キロ痩せます。通行人からも注目されていました。

建物屋根の開口部分から螺旋階段を吊るし下ろす
スラー!スラー!(これはクレーンを使うときの合図。「降ろして」という意味)建物の頂上の開口部から吊るし落してきます。

建物の内壁にぶつけないように慎重に下ろしていく
ものすごい迫力です。

ちなみにこの螺旋階段は1階から3階まで上がり、当然ですが途中の2階でも降りられるように設計してあります。その高さ7m強。

ササラプレートも螺旋曲げになっている

設置完了した螺旋階段の写真
なんとか設置完了。これは2階部分です。ちょうどこの向きに小さな踊り場が設置されるように作ってあります。

正直いってこの手の仕事って図面ができた段階で半分終わったようなものです。

踊り場の高さと床の高さを揃える
踊り場がちょっと床より高くなっていうのは、建物の床仕上がりの高さに合わせているから。

コンクリート打ちっぱなしの建物の中を貫通する螺旋階段。実はこれ、同時期に2基取付けた兄弟の螺旋階段です。階段スペースがとても狭かったり、施工するにも養生が必要だったりと、作業も見た目も派手な工事でした。

余計なお世話かと思いますが、コストも派手でした。