これが本物の鉄骨スカイデッキ工事です

インターネットを通じてご注文をいただきました。特注の鉄骨スカイデッキ工事です。スカイデッキはウッドデッキや、アルミ製デッキなどありますが、今回のスカイデッキは「鉄骨スカイデッキ(展望台)」です。

鉄骨スカイデッキ工事

スカイデッキを設計するため現地計測

スカイデッキのための現地調査

見晴らしの良い敷地に建てられた立派な建物。

自宅の駐車場の上に、鉄骨のスカイデッキを作りたい」とご相談をいただきました。さっそく現地にお打合せに伺い、製品のイメージやご希望をヒアリングします。

既存の駐車場スペースをそのまま覆えるほどの大きなスカイデッキがご希望でした。当社が請け負う鉄骨工事の中でも「大物」。気合いが入ります。

施工スタッフ、設計スタッフで現地計測

設計スタッフと施工スタッフで現地計測を行います。お客様のスカイデッキのイメージをスタッフ間でも共有します。「ここにスカイデッキができたらBBQができるなぁ。家族と天体観測ができるなぁ。」と話が盛り上がります。巨大な鉄骨スカイデッキは広さの分だけロマンも広がりますね。

車輛の停車位置や地中設備などを確認しながら、合理的・機能的な構造になるようシミュレーションして、設計図を起こしていきます。ここがとても重要。

鉄骨スカイデッキの設計図を起こす

鉄骨スカイデッキの図面

駐車場の敷地をできるだけカバーするように、鉄骨スカイデッキを設計していきます。数種類の平面図、立面図、矩計図を用意してオーナー様と打合せを重ねます。

スカイデッキの中心構造部が決まると、今度は鉄骨のカラーリングや目隠しパネル、さらに床材の選択などの詳細部分を考えていきます。いよいよスカイデッキの全貌が見えてきました。さて、工事を開始します!

鉄骨スカイデッキ工事 ~基礎工事編~

鉄骨柱の墨だし

お使いの車輛のドアの開け閉めの邪魔にならない位置をめがけて、スカイデッキの鉄骨柱の位置を決めます。「ココに鉄柱を建てますよ」という印になります。これを「墨だし」といいます。

アンカーセット埋設

既存タイルを撤去、掘削しながら鉄柱の建つ位置にアンカーセットを埋設します。アンカーセットは、鉄骨構造物の根幹になる土台となるもので、地中に埋設されます。

この写真は、アンカーセットを埋設して基礎工事が完了した状態です。地中障害(埋設されているインフラ配管等)に注意しながら、鉄柱のための基礎工事を慎重に進めていきます。

鉄骨スカイデッキ工事 ~鉄骨工事編~

鉄骨スカイデッキの建て方工事

いよいよ鉄骨工事のスタートです。自社工場で準備した鉄骨材を現地で組み立てていきます。

柱・梁・母屋などの鉄骨パーツをボルトで組みながら施工していきます。構造の水平と垂直を確認しながら重機(ユニッククレーン)を使ってどんどん鉄骨工事が進みます。

鉄骨スカイデッキの土台

まずは鉄骨スカイデッキの土台が完成。設計通りに鉄骨工事が順調に進みます。だんだんとスカイデッキの雰囲気が見えてきますね。

鉄骨スカイデッキの手すり、根太鉄骨

さらに、床材を受ける「根太鉄骨」や「手すり」を設置していきます。

手すりはフレーム状に作ってあります。目隠しパネル(ポリカーボネート板)をはめ込めるように下穴を空けてあります。

鉄骨スカイデッキの床面

スカイデッキの床面の写真です。細かいスパンで根太鉄骨を並べます。この上に樹脂製の床デッキ材を敷きます。

これにてスカイデッキの鉄骨工事は終了・・・なのですが、当社では塗装や床材の付帯工事も丸ごと請け負います。

鉄骨スカイデッキ工事 ~塗装工事編~

鉄骨スカイデッキの塗装

このスカイデッキのカラーリングは、建物の色に合わせて黒を選択。お客様のこだわりです。存在感があって、かといって主張しない落ち着いた佇まいになりました。

鉄骨スカイデッキ工事 ~床工事編~

鉄骨スカイデッキの床材

床材にもオーナー様のこだわりがありました。サンプルをご用意して、納得いただいた樹脂製のデッキ材を使っています。通常の樹脂スノコとは異なり、外観も強度もハイグレードな床材デッキです。

鉄骨スカイデッキの床デッキ工事

ウッディな外観でありながら、メンテナンス性に優れた樹脂製のデッキ。現地でカットしながら並べていきます。

デッキ床材の施工風景(鉄骨スカイデッキ)

デッキ材は、根太鉄骨に対して専用ビスを使って1枚1枚取り付けていきます。千鳥状に施工していきます。完成までもう少し。

完成!フルオーダーの鉄骨スカイデッキ!

完成した鉄骨スカイデッキ

完成しました!フルオーダーの鉄骨スカイデッキです。

「いいでしょこれ」とオーナー様がご用意した照明器具が並んでいます。夜になるとすごく幻想的になります!夢が広がります。

床面積は約50平米なので、お子さんも走り回れるじゅうぶんな広さがあります。生活シーンがぐぐっと広がりますね。

建物とスカイデッキのすき間

建物と鉄骨のすき間は約5cm空けてあります。

地震災害のようなインパクトがあったとき、スカイデッキと建物がそれぞれ独立して建っているので、揺れモーメントを分散できて安心です。この辺りもフルオーダーならでは。一期一会のアイデアを使っています。

建物とスカイデッキのつなぎ目

建物の2階バルコニーの一部を解体して、新設したスカイデッキと緊結します。プライベート空間が大幅に広がって、見晴らしのよい展望台が完成しました。

スカイデッキの目隠し(手すり)部分はポリカーボネート板

手すり部分の目隠しパネルには、同じく黒色のポリカーボネート板。こちらもオーナー様もこだわりが光ります。実は黒色のポリカーボネート板って高額なのです。しかし「いや、ここは黒でいこう」とオーナー様。実際に貼ってみればこの重厚感。大成功ですね。オーナー様のセンスに拍手。

フルオーダーの鉄骨スカイデッキ

これで鉄骨スカイデッキ工事は全て完工。オーナー様も大満足でした。当社としても、とてもやりがいのある鉄骨工事となりました。

鉄骨スカイデッキの特徴は重厚感があり、かつシャープな印象を与えられること。鉄工所だから可能な「直接設計」「直接施工」「工事アイデア」「適切価格」で実現できた【本物の】鉄骨スカイデッキを自信を持ってお勧めします。ご用命いただきありがとうございました。

参考:駐車場スペースを拡大(増床)する工事のご紹介

「自分の車以外にも来客用に駐車スペースを確保したい」と、鉄骨製の駐車スペースを拡大するご相談をいただきました。従来の駐車スペースをほぼ倍に増...