あの話題の(?)アーチ型屋根鉄骨の全貌?

その間口が10Mを超す大きな屋根下地の鉄骨梁の施工例をご紹介。今ちょうど話題(?)になっている、あの競技場の屋根鉄骨工事もうまくいくといいなと思いながら、私たちの屋根の鉄骨梁工事は予算も工期も問題なく完了しました。今回はそんなアーチ型屋根鉄骨の全貌をお見せいたします。

話題の(?)アーチ型屋根の鉄骨

この記事を書いているのは平成27年7月です。ちょうど今はテレビで新国立競技場の建設が話題になっています。キールアーチ構造の工期や予算の問題など・・・。

おかげ様で私たちのアーチ鉄骨梁は無事に工事が終わりました。丸い形をした屋根の骨格となる梁(はり)を鉄骨で製作し、工事を行いました。

その間口10M!巨大なアール曲げ鉄骨

とある木造建築工事で横幅が10Mを超える大きな蒲鉾の形をした屋根。その鉄骨梁を製作しました。

この屋根梁の鋼材は10cmx10cmのH型鋼を構造鉄骨として採用。これをアール曲げ加工して、現地に重機を使用して搬入します。

全部で5本のアーチとなりますが鉄骨1本の重量が200kg近くなるため、半分の長さにして現場でボルト組立をします。この屋根下地の鉄骨は、木造の柱材に対して貫通ボルトでしっかり固定します。

この鉄骨梁が施工されると、次は母屋(もや)材を組み立てていきます。母屋とは屋根を構成する構造のひとつで、この母屋の上に屋根材が敷かれていきます。

母屋は角パイプで組み立てる

2階建ての木造の建物を見上げています。まずはこの5本のアーチ鉄骨を施工したあとに母屋(もや)の役割となる角パイプをボルトで組み上げていきます。

母屋鉄骨を施工するときは、2階の床もまだ未完成でしたので足元がちょっと怖かったのですが、とび職経験者の鉄骨職人の活躍もあり、万事成功!

現場はみんなで盛り上げて作っていく。

ちなみに手前には小屋根です。こちらも製作や工事のやり方は同じ。このあとは屋根工事が進んでいきます。

大屋根も小屋根もしっかり打合せをして、製図を起して大工さんとも段取りを決めて、自社工場で鉄骨加工から防錆塗装までして、現地では重機屋さんのフォローをいただきながら、ボルト締めだけで完成するよう手順よく協力し合いながら進めます。

ひとつの建物のために、大工さんを中心にたくさんの職人さんたちがそれぞれの知恵と技を持ち寄って自慢の住宅を作っていきます。できあがっていく建物を見上げながら休憩時間にはみんなでお茶菓子をつまむ。現場はみんなで盛り上げて作っていきます。

軽量鉄骨工事は現地で加工などは行いません。全て設計に則って工場で作り、段取りよく現地で工事を進めていきます。これがアーチ型屋根鉄骨の全貌です。

・・あの話題の施設の屋根工事も順調にいけばいいですね。いずれにしても日本の子供達の未来や夢を育んでいくアイコンになってくれたらと祈っております。