実況!アパート専用鉄骨階段工事

鉄骨階段にパンチングメタルを貼る

アパートの鉄骨階段工事を実況します

工務店様からのご依頼でアパート用の鉄骨階段を施工しました。工事の進行状況を撮影しましたので公開いたします。

こういう工事に実況写真ってなかなかないんですよね。完成写真のほかにも工事中の写真があったりするとライブ感があっておもしろいかなと思います。

この鉄骨階段は、2階に1世帯、1階に1世帯の2世帯のかわいいアパートです。

・・ということは、この鉄骨階段はアパートの2階にお住まいになる居住者の方だけの階段ということになりますね!

アパートの階段鉄骨工事

ここからスタート!受けアングルパーツ。

完成しているアパート。2階にドアがついていますね。この状態から鉄骨階段工事がスタートです!

まずはドアの下に受けアングルパーツ(L型の鋼材)を取り付けます。「ドアからいくつ下がりで踊り場床仕上がりね」みたいな取り決めを事前に決定します。つまり2階の踊り場部分の床の高さを決定しておき、それを基準として鉄骨階段を組み立てていくのです。

この基準になるのがこの「受けアングルパーツ」!取り決められた踊り場床の高さを元にアングルパーツを取付たら、ここから連結していく形で鉄骨を組み立てていきます。このアングルパーツの水平をしっかり確認して、いよいよ次の工程へ。

鉄骨工事の風景

階段の踊り場鉄骨を組み立てる

階段の踊り場部分の鉄骨を立てていきます。ハイテンションボルトでどんどん固定していきます。この踊り場は2本足になっています。片方は建物側に固定されているので強度はバッチリです。

アパートの鉄骨踊り場

鉄骨階段を取り付ける

踊り場の鉄骨組立が終わると、お次は鉄骨階段の本体を組み立てます。こちらもボルトでどんどん組み立てていきます。順調順調!

同時に踊り場のデッキプレートを溶接固定したり、手摺をセッティングしたりと職人さんの連携プレーで鉄骨工事がスムーズに進みます。

塗装前の防錆塗装された鉄骨階段

手摺を取り付ける

鉄骨踊り場や鉄骨階段がついていきて、鉄骨本体ができあがってくると次は手摺です。手摺は人気のあるフラットバー手摺。

踊り場鉄骨の柱と手摺がきれいに交差するように作ってあります。手摺もプラモデルのようにパーツ別に工場で製作されており、これらを溶接して形にしていきます。

手摺はトラス型模様に作られてシンプルでおしゃれな印象に。これだけスペースを開けても鉄の強度のおかげで実現できます。

黒く塗装された鉄骨階段

仕上げ塗装をする

次にこの鉄骨階段に黒の仕上げ塗装をします。だいぶ階段が完成に近づいてきましたね。デッキプレート以外の鉄部を塗装しています。

また、この塗装工事と同じくして鉄骨階段のステップや踊り場部分にモルタル打設され、階段を降りたところの床(土間)も打設されて外構工事も終わりました。

鉄骨の階段のステップはモルタル打設式

目隠しパンチングメタルを貼る

鉄骨階段を上から見下ろしています。ここで工事が終わってもいいのですが、今回はこの手摺部分に目隠しのアルミ製パンチングメタルを取り付けていきます。

パンチングメタルは転落防止のためでもありオシャレな演出もできます。また、目隠しとしても効果もあり、近くから見ると外が見えて、遠くから見ると中が見えないのです。まるで網戸のようでしょ?

アルミ製パンチグメタルを鉄骨階段の手摺内側に貼る

手摺の内側にパンチングメタルを貼っています。これでアパート鉄骨階段工事の完成です。

今回のアパート鉄骨階段工事は工程に合わせて実況のようにしてみましたがいかがでしたか?わかりやすかったでしょうか?