テラス屋根を鉄骨で作る!頑丈な設計で既製品と差別化

テラス屋根鐵骨

軽量鉄骨のテラス屋根をご注文いただきました。テラス屋根の主流といえばメーカー製の既製品ではないでしょうか。お問合せをいただいたお客様も最初はカタログを見てメーカーに相談したそうです。ところが思わぬところに障害が・・。その問題、鉄工所の私たちが解決します。

お求めのテラス屋根は2階までの対応だった・・

テラス屋根の設置場所は建物の4階のテラス。オーナー様が建材メーカーに相談したところ、強度の問題から設置は2階までしか対応しないとわかりました。

しかし4階のテラスは、吹き込む風も照りつける日差しも強く、なんとかテラス屋根を取り付けられないかとインターネットで検索をして当社を見つけてくださいました。

特注製品を作る私たちには、4階のテラス屋根の製作・工事は可能です。さっそく現地で打合せをしてお客様と直接お話を重ねていきます。

ゼロから作るなら「これが欲しい!」を実現する

熱線カットのポリカーボネイト波板

オーナー様がテラスをお使いになっていて、日ごろから解決したかったことがあります。

  • 吹き込む風
  • 強い日差し
  • 向かいの建物からの視線

高層階のテラスだからこその問題点ですね。この問題を鉄工所のオリジナル鉄骨工事で解決します。結果的に以下のメリットが生まれます。

  • 鉄骨製で頑丈なため、強風にもビクともしない
  • 熱線カットの屋根材を使って遮熱効果を生む
  • 特設の物干しかけを作って目隠し効果を生む

せっかくゼロからテラス屋根を作るのですから、一期一会の製品で満足できるものを作る。これがオリジナル製品の醍醐味といえます。

台風でもびくともしないテラス屋根

テラスの下地材を鉄骨で作る

アルミ製品と鉄骨製品のわかりやすい違いは「頑丈さ」ですね。このページを見ているあなた様にもアルミパイプと鉄パイプの頑丈さの違いはすぐにイメージできると思います。

頑丈であるメリットのはふたつあります。ひとつは「繊細な外観に作れる」こと。鉄はアルミと比べて細いサイズの材料を使っても強度が保てます。このことで、シンプルな構造でも製品が成立して結果的に繊細な外観のテラス屋根になります。

もうひとつは、頑丈ゆえに「風雨に耐える強度がある」ということです。実際にこのテラス屋根が付いたあとで台風が通過しましたが、オーナー様から「鉢植えがバタバタ転がっても、テラス屋根はびくともしなかった!」と喜びのご連絡をいただきました。

熱線カットの波板で遮熱効果

03

テラスには強い日差しが差すので、これを解決するために遮熱性の高い「熱線カットタイプのポリカーボネイト波板」を使用します。

熱線を30%~50%程度カットするので炎天下での気温上昇を抑えます。テラスで優雅なティータイムを楽しめるようになります。

特設の物干しパーツで目隠しも兼ねる

オーニングテントの下の屋根

テラス屋根の柱の間に細い横線のように見えるのが、今回の隠し味となる物干しパーツです。

オーナー様からは「テラスでシーツが干したい」という希望もあり、テラス屋根の柱と柱の間に横棒を通しました。ここに洗濯ものを干せるようになっています。

シーツなど大きな洗濯ものを干せば、向かいの建物からのプライバシーを守る目隠しになり、洗濯ものがなければ風通しの良いテラスとして使うことがきます。

オリジナルで製品を作る醍醐味はズバリ、既製品に合わせたライフスタイルではなくライフスタイルに合わせて製品を作れることなのです。

テラス屋根の工事風景

最後にチラっとだけ製作風景をご紹介。

鉄骨のためのアンカー打設

テラス屋根の支柱を建てるために、床に固定用の穴をあけます。ここに支柱固定用のプレートが乗り、アンカー金物を使ってしっかり固定されます。

テラス屋根鉄骨工事

建物の壁面にも同様に、アンカー金物を使って鉄骨を取り付けていきます。固定された支柱や壁面の鉄骨を起点にして、テラス屋根の鉄骨パーツをボルトで組み上げたら鉄骨下地は完成。

その後、塗装をして屋根を取り付ければオリジナルの鉄骨製テラス屋根の完成です。

せっかくゼロから作るのですから、そこに住むオーナー様の生活にぴったりの製品を作りたいです。一期一会の生活道具作りに私たちをお役立てください。